鳩待峠7:20---横田代8:10/8:20---アヤメ平8:55/9:10---分岐9:22 ---
---竜宮十字路10:35/11:10---山の鼻12:10/12:30---鳩待峠 13:20
【歩程4:40(標準6:45)+休憩1:20】
今回のコースの最高地点は1968mの中原山、標高差377mと山の鼻からの登り返し200mの超楽々ハイク。しかも沢コース、至仏山コース共、私の足並に時間を合わせゆっくり歩いてくれると言う。有難いことです。せめてお待たせしないよう気合を入れた。
緩やかな登りの木道を50分で草原が広がる横田代に到着。
お花は端境期のようで、ワタスゲは濡れた犬のしっぽのよう、ニッコウキスゲも二輪のみ、残念! しかし、振り返ると至仏山が見え始め至仏山コースの皆様はもう少し下かなと、見えるはずはないのだが目を凝らす。
さらに木道の登りは続き、植生保護の為しばらく入山出来なかったアヤメ平は想像以上に素晴らしく、周りの山々の山座同定を桜井さんから教わる。
以下ガイドブックからの抜粋
アヤメ平 天空を往くが如く
中原山山頂から樹林を抜けると突然視界が広がり、広々とした空中草原のパノ
ラマが目に飛び込んで来る。
振り返ると至仏山。そして日光・会津・越後へ続く尾瀬ヶ原北側外輪山の頂が
連なっている。
空に浮かんだ草原の中を、アヤメ平へと木道を緩やかに登ると目の前に燧ケ岳
が山裾を引いていて、木道はこのまま燧ケ岳へと続いているようだ。
周囲を遮るものは何もない、地糖は青空と雲を映すだけだが実に美しい!
そして、この天空の湿原は静寂そのもの。ただ渡る風の中にたたずんでいるだけ
で、真っ青な空と自分が一体となるのを実感する。
富士見峠迄も冬路沢を見下ろしながらの気持ちの良い稜線散歩でここまででお会いしたのは6人。
峠から尾瀬ヶ原迄は唯一木道が無く、標高差500mの登山道らしい下りでした。十字路で昼食。
ボッカ中の若者の荷物(80k)にたまげ、ジャージ姿の中学生と飽きるほどの挨拶を交わし、大きくなる至仏山山頂に目を凝らした。地糖にはヒツジ草の可憐な白い花が満開、コウホネの黄色い花は一輪しか見付けられなかった。
山の鼻では走り回る園児達に元気をもらいゆっくり休んで水分とアミノバイタル最強の50mm
ゼリーを補給、これで完璧と思った。
お二人は軽やかに他の登山者を追い越して行く。私も途中迄続いたが徐々に離れた。
まっいいか、あと1時間20分だし~ 20分手前辺りから唇が渇き何か変! 慌てて残っていた水を飲む(お腹ガボガボ) 50分で鳩待峠に到着し安堵すると同時に軽い吐き気とめまい。
木陰で休んでいるS井さんの方へ向かおうか、休憩所でアイス食べながら合図をくれるM田さん
の方へ向かおうか迷うが、思考が止まり体が動かない。
この症状は? もしかして熱中症! 取りあえずトイレで休み、首筋を冷やしたら震えがきた。汗で濡れた下着を替え、上着を重ね着した。さらに冷やしながら、持っていたOS-1を少しずつ飲めたので、もう大丈夫と思いました。