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執筆者の写真sanyukai

八ヶ岳阿弥陀岳南稜~中央稜


八ヶ岳初登攀は、まずは入門コースの南稜から。ゲートをくぐり、林道を30分程進むと阿弥陀岳南稜に向かう分岐が現れます。分岐は広く案内板もあるので間違えることはないと思います。広河原沢を渡渉して樹林帯を1時間程登ると立場岳(2,370m)に到着します。2,564mの無名峰に到着。南稜の全容が見れました。

P3の前にて。ここでハーネス付けました。 P3取り付き点から振り返ると 登って来た南稜の美しい稜線が確認出来ました。P3は2ピッチで終了。つるべで登りました。3級程度かと思われ、登攀技術は、岩登りしている人なら問題ないかと。但し、ハーケンは錆びていたり、抜けていたり。全く信用出来ませんでした。自分で考えて支点構築する必要がありました。今回は、ランニングビレイはハイマツで取り、支点はピナクルを利用しました。大きな岩だから安心して作れると触ってみたらグラグラで、別の方法を考えなければならなかったり。危険と隣り合わせな状況にありながら、色んな事を考えなければならないのが、アルパインクライミングの醍醐味なのかもしれませんが、初めての場所で、対応できる柔軟な考え方と技術と装備。体力以外にも、そういった総合力が大変重要なんだと勉強になりました。

暖かかったので山頂でゆっくり昼食を摂り、中央稜を下山しました。下山は2時間20分。一気に下りてきました。ロープの出番はありません。南稜も中央稜もバリエーションにはなるのですが、道も印もしっかりしており、勢い付き過ぎて印を見落とさない限りは、迷うこともなく、大変歩きやすい登山道でした。


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